チェンジ・ザ・ルール!−なぜ、出せるはずの利益が出ないのか−
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2002/10/11
- メディア: 単行本
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感想
ERPを導入して一元管理ができるようになったとしても、それが利益につながらなければ意味がない、という考え方は非常に考えさせられた。それを基に迅速な意思決定ができるとか言うけど、確かに効果はあいまいだ。そういうものには、企業は積極的に投資していこうとは思えないだろう。導入に莫大なお金がかかるとも言うし。
ERPとは違うけど、今やっているテーマにも当てはまる部分だ。よく考えないと、無駄な開発になってしまう。
この本は、TOCの手法そのものを詳しく扱う本ではない。それは前2作で網羅されている。実際に導入するに当たってのルール変更の難しさをストーリー仕立てで説明しているんだろうけど、あまり成功しているとは思えなかった。システム会社の内情についてちょっと知ることができた、というのは面白かった。それに、TOCについての復習になってより記憶が定着したという効果はあったかな。