頭がよくなる経済学思考の技術
- 作者: 木暮太一
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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物事の結果は、プレイヤー(行動主体者)が持っているインセンティブとそのプレイヤーが置かれているルールによって決まります。プレイヤーは、自分が持っているインセンティブを基に行動し、それに外部のルールから制限や方向づけが加わると、ある均衡点にたどり着きます。
「インセンティブ」と「ルール」に意識を集中し、他の要素を除外することで、「雑音」を省くことができます。また、そうすることで、物事をシンプルに捉えることができ、「結果を左右しない要素」を切り捨てることができるのです。
感想
どういう経緯でこの本を読もうと思ったのかは忘れたけど、図書館に届いていたので読んでみた。
主張ははっきりしていて分かりやすいが、本当にそれ一点のみ。それを例を上げて懇切丁寧に教えてくれる。本の内容自体も「雑音」を省いたシンプルなもので、まさに有言実行。その様はいっそ清々しい。でも残念なことに、僕にとってそれほど珍しい考えではなかったんだよな。「まあ、その通りだよな」って感じ。これまで経済学には色々と触れてきたせいかな。色々な事象が溢れて混乱しやすい現代、こうやって一つの確固たる視点を持つことの価値は分かるけどね。
特にブログで取り上げなくてもよかったんだけど、ネタもなかったんでとりあえず。定期的にアップしていくのと、気に入ったものを厳選してアップしていくのと、どっちがいいんだろう。とはいえ、ある程度の強制力を働かせないと更新が滞りがちになりそうなんで、一応繋いでみた。