私塾のすすめ−ここから創造が生まれる−

私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書)

今の時代は要求される仕事量がどんどん増えているため、仕事の対象への愛情がないとサバイバルできない。いやいや仕事している、長時間やるのが苦痛だという仕事では、これからは競争力が出ない時代なのだと思います。
大抵の領域では、もう他の誰かが既にやってしまっているということがあります。そういう意味で厳しい時代です。厳しいからこそ、簡単ではないけれども、自分の志向性にぴったり合った場所を探して移っていかないといけない。

ブログに気に入った言葉とか、このサイトが面白かったよとか、自分が面白いと思ったものについて、なぜ面白いと思ったかを、ただ淡々と書いていく。そうすると、志を同じくする人が繋がっていく。ブログを読んだりコメントを書いたりすることで、生きる力を与えてもらったりする。

感想
ここ最近ずっと読んでいるような、即役立つような言葉・考えを得るための本ではなく、その土台となる思想を強化するための本だったように思う。
ロールモデルに私淑する、とのことだが、梅田さん・斎藤さん、どちらもその対象としてふさわしい人だと思う。梅田さんの本は全て読んでいるし、斎藤さんの本も何冊か読んだことがあるが、やる気が湧いてくる。僕は、たとえ一時期だとしても誰か一人に打ち込む、というのは性に合わないというか、全面的に他人に寄りかかることに不安・不満があるというか。客観性を常に保っておきたいと思うんだよね。だからより深く学ぶことができないのかもしれないけれど、その分、常に選択肢を多く持っておくことができるのだと思うことにしよう。といっても、梅田さんには結構影響を受けたほうだと思うけどね。自分に出来る部分から順に、精一杯努力して成長していきたい。