職場スイッチ
- 作者: 鈴木義幸
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/09/18
- メディア: 単行本
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風通しの悪い職場では、お互いに対する存在承認が薄い。逆にいえば、風通しのいい職場を実現するには、相互作用の存在承認が欠かせません。
朝の挨拶をする。出かける人に「いってらっしゃい」、帰ってきた人に「おかえりなさい」と声を掛ける。名前を呼び合う。会議で発言を促す。ちょっとした変化に気づいてそれを言葉にする。相手の存在を「認識していますよ」と表わす行為であればなんでもいいのです。
戦う職場のつくりかた
仮想敵をつくるのが難しい組織では、「戦い」で内部を盛り上げるための、あなどれない方法があります。スポーツ大会を開くのです。いくつかのチームに分かれて、勝敗を決する真剣勝負のスポーツ大会です。それが「仮想」であっても、具体的な敵が目の前に現れれば、競争心が掻き立てられ、チーム内にコミュニケーションが発生します。勝利というゴールに向かって結束します。
人間は、一人では成し遂げることができない何かの課題に直面したとき、誰かを誘い込もうとします。協力を仰ぐ必要性が生じた場合、他人に頼み事や相談事をもちかける。裏返せば、自分だけの力ですべてが実現し、他人の協力を仰ぐ必要がなければ、そもそもコミュニケーションは起こす必然性のさほどないものである、ともいえます。共同プロジェクトがなくなれば必然的にコミュニケーションが減る。
感想
かなり参考になる本だった。繰り返しビジョンを描くとか、しっかりと挨拶するとか、自分にできることは行動していきたい。
あと、「一人ではできない仕事をつくり出すことでコミュニケーションを活性化する」ってのはかなり響いた。そうだよなあ。うちの部署はそれぞれ担当製品が決まっており、協力して仕事することが少ないから、ああいう停滞した雰囲気になっちゃうんだろうなあ。
行動したことで生じた結果は、例え悪いものだったとしても、後から振り返れば教訓になっている。そこから得るものがある。成功しても失敗しても得るものがあるのならば、行動しないことはもったいないよな!これを励みに、どんどん行動を活発化させていきたい。