マンガ嫌韓流 3・4巻
- 作者: 山野車輪
- 出版社/メーカー: 晋遊舎
- 発売日: 2007/08/28
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- 作者: 山野車輪
- 出版社/メーカー: 晋遊舎
- 発売日: 2009/04/30
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在日韓国・朝鮮人に対する「在日特権」と似たような構造が、同和地区出身者に対する「同和利権」にも存在する。
「元公安調査庁調査第二部長の菅沼は2006年10月19日に外国特派員協会で行った講演で、『日本のヤクザ構成員あるいは準構成員と言われる人たち8万とも9万とも言われておりますけども、その人たちの60%はいわゆる同和の関係者であります。そして30%これが在日の人たちであります。』と述べている。2007年末の警視庁発表によると日本の暴力団構成員及び準構成員の数は約8万4200人。その三割が在日韓国・朝鮮人だとすると約2万5300人の在日ヤクザが存在するということになる。在日成人男性は約26万人だからその10人に1人がヤクザということになるんだよ・・・。」
感想
1・2巻は僕にとって情報満載で衝撃だったが、3・4巻となるとネタ切れしたのか、あまり新情報は得られなかった。著者としても1・2巻とはスタンスを変えて書いている部分もあるみたいだしな。こういう本が時経つうちに埋もれてしまうのは問題だから、定期的に新作を出して啓蒙し続けていくってのは意味のあることだと思うけど。
在日特権と同じように「同和利権」ってのがあるってのは興味深い。社会的弱者が結託して自分たちの権利を守ろうとし、結果的に周囲より強大になるってのはどこにでもある話なんだな。少数者もある程度数がまとまれば大きな力になる。逆に、そういう目的があるからこそ、特に目的のないその他大勢よりも大きい単位でまとまることができ、優遇措置を引き出せる。選挙における農家票とか郵政票とか宗教票とかも同じことだよな。多数者にとっては、少数者が得ている利権の排除によって得るメリットよりも、そういう利権の排除や事実の啓蒙のために活動をする時間や労力といったデメリットのほうが大きい。だから、分かっていてもその状況を改善することができない。もどかしいよなあ。
この状況を改善するためには、選挙をネットで手軽に出来るようにするなどして、行動のための敷居を低くすることだろうな。各候補者の立ち位置を明確にプロットした比較表を用意するとか、ネットで容易に情報が得られるようにするとか。これらは近いうちに実現されると思うし、そうなれば少しは変わるのかなあ。でもどうだろうな。既得権益者は、それを維持するためにどんなことでもするだろうから。
そうやって何事にも消極的だから何にも変わらない。そういう自分をこそ、まず変えていかないといけない。