ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
- 作者: 黒井勇人
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/06/26
- メディア: 単行本
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ネットでの暇つぶし第二弾。これも、2chの投稿作品で、まとめサイトで全て読むことができる。書籍化・映画化もされている。この作品はほどほどの分量なんで、さくっと読むことが出来た。結構面白かった。
IT業界やプログラマの世界がどんなものなのか分からないので何とも言えないんだけど、共感している人もいたんで、誇張して書いているってわけでもないみたい。もっと酷い会社もあるってコメントもあったが、これ以上ってどんななんだろう。想像するだに恐ろしい。僕も色々な経験がしたいと思っているわけだけど、こういうのは遠慮したい。とりあえず、ブラック会社の実態をお手軽に覗くことができた。実際にそういう環境にいる人にとっては、笑い事じゃないだろうけどね。
知識・情報があったって、その状態に甘んじざるを得ないことはある。そこに落ちる前に何とかしないといけないんだけど、そうは言っても、来てしまったらどうしようもない。自分の力で変えられる部分もあるけれど、変えられない部分だって多い。
僕は幸運にも、今現在は部署にも人にも恵まれている。ありがたいことだ。でも、いつ何が起こるかなんて分からない。一応、そういう覚悟・備えは持っているつもりだけど、まだまだ全然足りてないだろうなあ。別に、悲壮感を持って余裕なく生きるつもりはないけど。でも、「あの時もっと頑張っておけばよかった」なんて後悔はしたくないから、ちゃんと先を見据え、必要な対策を講じていきたい。たとえ失敗したって、それをきちんと糧にし、這い上がっていきたい。