2100年、人口3分の1の日本
2100年、人口3分の1の日本 (メディアファクトリー新書)
- 作者: 鬼頭宏
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/04/28
- メディア: 新書
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経済学者ボズラップは、人口密度の上昇が生産技術の高度化を導くと結論づけた。彼女の技術発展論の背景には「人間は困難に直面しなければ変わらない」という哲学がある。いままでのやり方では社会が維持できないとわかって初めて、人は必死に工夫し、新しい技術を発明する。
企業の定年が55歳だった1950年頃、20歳で就職した男性のうち、定年まで生きていられる割合は77%だった。平均余命が大幅に延びた現在、77%の男性が生存している年齢に当てはめれば、定年は72歳まで引き上げられる計算になる。
感想
2100年の世界には、既に僕は生きていないわけだけど。とはいえ、未来の予測は現状にも影響を及ぼすからな。今後を見据えて行動していくためにも、こういうのはしっかりチェックしておこうと思って。
2055年の人口予測も出ているが、その時に僕は75歳。日本男性の平均寿命が79.4歳だから、生きているだろう。多分。人口が1億人を割るのを体験できるわけか。どんな世の中になっているんだろう。そろそろお尻に火がついて、外国人受け入れも本格化したりしているのかなあ。それとも、受け入れを進めなくても済むくらい機械化・自動化が進展しているのかなあ。
人口予測自体は、未来予測の中では結構確度の高いものらしいけど、それ以外の要素が不明だからな。技術、政治、国際関係等。そういうのも絡めて検討していかなくちゃ。
僕が高齢者になる頃には、年金の支給年齢もさらに上がっているんだろうなあ。多分70歳にはなってるだろう。支給額も減っているのかも。全く嫌になるよな。
やっぱり支給年齢までは働き続けるのかなあ。正直、お金に問題がなければ、60歳でさっさと辞めたい。別に、仕事が嫌いなわけではないけど。ただ、仕事に一日の大半、週の大半を捧げる生活を延々と続けたくはない。生きていくためには必要なことだし、そこに生きがいを見出すことだってできる。でも、仕事以外の生活も堪能したいもんな。今のように、週末や長期休暇に目一杯詰め込むようなやり方じゃなくて。
まあ、今は今で、やれる範囲で最大限楽しんでいくわけだけど。