40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと

自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと (Sanctuary books)

自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと (Sanctuary books)

ぼくが今自分にとって心から満足のいくライフスタイルを送ることができているのは、とにかくモノをストイックに捨て、身の回りを徹底的にミニマムにしたこと。そして、反対になるべく余計なものを取り入れないようにしてきたからだと思っている。


街は今、モノを買わせる仕組みにあふれている。外からの刺激で反射的に「欲しい」と思わされたモノは、だいたいすぐにいらなくなる。時間とこだわりを投入し、語れるほど愛せるモノだけを所有しよう。


苦手は克服しなくていい。そのかわり、たった一つでいいから、「我を忘れて没頭できる」「この話ならいくらでも語れる」という分野に時間を注ぐこと。”世界一好きなこと”を一つ決めて、そのことに時間を投資する。あとは捨てる。そう覚悟を決めた瞬間、人生はキラキラと輝き出し、誰でも自信にあふれてくる。人間とはそういう生き物なんだ。


荷物は軽い方がいい。これは絶対だ。「持っている安心」よりも、「ほとんど手ぶら」で味わう自由さを。



感想
もう既に20代ではないわけだけど。著者はニュージーランド移住を果たし、ノマドライフを送っている。そんな著者が、そこに至る考え方や生き方を語る。シンプルライフ、ミニマムライフってのは僕の目指すところでもあるので、何か参考になる点があるかと思って読んでみた。
面白い本だったし、共感できる部分も多かった。ただ、自分も既に身に付けているものも多かったし、参考になるというよりは、再確認って感じだったかな。


僕もモノが多いのは好きじゃない。全てを把握しているという感覚が好きで、そのためにも範囲・対象を絞る。モノが多くなり管理が行き届かない状態には、軽くストレスを感じる。その状態を自分の力で是正できない時は、それへの関心を薄くすることで防衛する。同じ原理で、自分のではないモノに対する関心が薄い。
もちろん、そうすることで事態がより悪化するならば、放置はしないけどね。だからこそ、未来の動きを考えたり、備えたりするわけで。出来る限り影響は最小限に。自分が意図せずに周りに翻弄されるのは出来る限り避けたい。


まあそういう生き方だと、こじんまりとまとまってしまうことになるんだけど。これまでは、それだと発展がないってことで、より良いものを見つけるために負荷をかけてきた面もある。それによって得られたものもあるし、まだしばらくは続けていくつもり。
ただ、いつまでも追いかけ続けるつもりはないし、ある程度のものを得た段階で畳んでいこうと考えている。畳む方向に関しては、自分をそのまま出せばいいだけなんで、多分簡単に出来るだろうな。やりすぎないように気を付けないといけないくらい。


その時が楽しみだ。まあ、畳む時期については、いつと限定せず、その道中も楽しんでいきたい。