40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

アリリタまでの道3(仕事編)

振り返りの第三弾は、仕事について。

大学院を卒業して就職して以来、16年間働いた。就職当初は、特に先の事なんて考えていなかったし、定年までずっといることになるんだろうと漠然と思っていたなあ。まさかこんな道があるとは想像もしていなかった。

 

仕事で実現したい夢やら目標なんかは特に無かったけど、組織に貢献したいという思いはあった。そして、最大限のパフォーマンスを発揮できない業務内容に不満を抱き、部署異動を申請したり、現部署の体制改革を目指して勉強したりと頑張っていたなあ。今思えば若気の至りって感じもするけど、そういう情熱があったのは、それはそれで悪くなかったとも思える。

 

そしていつしか、現状を受け入れる自分がいた。それなりには評価されていたし、問題なく業務が遂行できて、十分なお金が貰えていたからね。ただ、仕事に意義は感じなかった。なまじ自分が「あるもので満足する」性質の人間なんで、商業主義に馴染まないんだよな。世の中に役立つ革新的なものを売っていたわけでもなく、競合先はいくらでもあったし。

 

そんな時に出会ったのが、「アリリタ」という生き方。定年まで働くことに何の疑問も持っていなかったんで、まさに「目から鱗」って感じだった。でも、出会うべくして出会ったのかなあ、という気もする。

2014年11月の「宣言」をもって、アリリタの道を邁進することを決意。それ以後は、仕事の効率化をより意識するようになった。出世や自分を高めることを考えなくてよくなって、精神的にかなり楽になった。そして今に至る。

 

結婚していたらこうは行かなかった。でもその場合は、それはそれで幸せに生きていたんだろうと思うし、アリリタに惹かれたりもしなかったのかな。

そういうチャンスも無いことは無かったんだけど。束縛されたくない、自由を求める心が、その道を選ばなかった。なんて言いつつ、今の道を肯定するために、心が自動的にそう思うようになった、って可能性もあるけれど。

まあ、現状特に後悔していないし、ならばそれでいいんだろう。